- 作るものをイメージする(目標を決める)
- プログラムの作成ポイント
- アルファベットを順番に表示(発音)する方法
- 変数から1文字ずつ取り出す方法
- 「ねこ」のプログラミングの仕組み
- 「アルファベット」の表示と発音の仕組み
- サンプルプログラム
作るものをイメージする(目標を決める)
今回は、AからZまでのアルファベット(大文字と小文字)と発音をおぼえるプログラムを作りたいと思います。英単語の発音は、スクラッチの拡張機能「音声合成」を使います(拡張機能「音声合成」の詳細は「1から10までの英語を数えてみよう」を参照してください)
- アルファベットのAからZ(大文字と小文字)を順番に表示する
- 表示されたアルファベットを発音する
英語をおぼえるために、アルファベットは、完ぺきに覚えましょう!
プログラムの作成ポイント
今回は、簡単な方法で作れるのですが、少し思考を変えたプログラムで作成したいと思います。
アルファベットを順番に表示(発音)する方法
普通に考えると「リスト一覧」を作り、AからZまでのアルファベットを26個登録しておき、上から順番に表示と発音すれば良いでしょう。
でも今回は、この方法では無く、違う方法でプログラミングしたいと思います。
変数「アルファベット一覧」にAからZまでを並べて登録しておき、変数から1文字づつ取り出して表示と発音する方法にします。
この方法なら、変数「アルファベット一覧」にアルファベット登録も、ブロックパレット1個で済むので楽だと思ったからです。
プログラミングの方法は、いろいろあります。プログラミングする前に、どのような方法で作るか考え、自分なりのアイデアを見ることも大切です。自由な発想で、いろいろ考えてみてくださいね!
変数から1文字ずつ取り出す方法
変数から文字を取り出すブロックパレットは、種類「演算」の「(りんご)の(1)番目の文字」を使います。
使い方は、変数「アルファベット一覧」の「変数」番目の文字を取り出すようにします。そして、「変数」は1つづ増やすようにします。
変数の何文字目を取り出すプログラムは、スクラッチ以外のプログラム言語でも良く見かけますので、覚えておくと便利ですよ!
「ねこ」のプログラミングの仕組み
スプライト「ねこ」にアルファベット26文字分を順番に表示指示するようにプログラミングします。アルファベット26文字分が表示されたら終了します。
アルファベット26文字分を繰り返してますが、26回と指定する方法と、変数「アルファベット一覧」の「長さ」分を繰り返す方法があります。どちらも正解ですが、変数「アルファベット一覧」の「長さ」分を指定した方が汎用的で上手なプログラミングです。プログラミングを覚えるとき、上手なプログラミング(カッコ良いプログラミング)も少しづつ覚えると良いですね!
「アルファベット」の表示と発音の仕組み
スプライト「AからZ」にアルファベット表示と発音をプログラミングします。例は、スプライト「A」のプログラミングイメージです。アルファベット一覧から取り出した文字が「A」なら、スプライトを表示し発音する仕組みです。
スプライト「AからZ」まで、同じプログラムなので、一つできたらブロック「複製」して、他のスプライトへコピーする方法が便利ですよ!
サンプルプログラム
作成したプログラムを公開してます。画像をクリックするとスクラッチのホームページに移動し、動かしたり、中身を見ることができます。試してみてください。
でわ皆さんも自分なりのアイデアを見つけ、プログラミングを楽しんでください。