毎年7月7日は、七夕で夜空の「おりひめ」と「ひこぼし」を探すことがありますよね!夏の大三角形を覚えれば、簡単に見つけることができますので、プログラミングしながら覚えましょう!
- 作るものをイメージする(目標を決める)
- プログラム作成のポイント
- 拡張機能「音声」の使い方
- 拡張機能「ペン」の使い方
- 説明文を順番にしゃべる(表示と音)仕組み
- リストで説明分を用意する
- 星を表示するための準備
- ブロックパレット「クローン」の説明
- 説明に合わせて星の表示を指示する仕組み
- 説明に合わせて星(Ball)の表示する仕組み
- 星を線で結び三角形の図を表示する仕組み
- サンプルプログラム
作るものをイメージする(目標を決める)
今回は、夏の大三角形について説明するプログラムを作ります。説明は、文章と音声で行い、そして星を線で結び三角形のイメージを図で説明します。
- 説明は文章と音声で行う
- 説明する文章と音声は、後から追加や変更しやすいようにする
- 説明に合わせ星を表示させる
- 星を線で結び三角形の図を表示する
夏の大三角形、冬の大三角形は、学校で必ず習うので、しっかり覚えましょう!
プログラム作成のポイント
拡張機能「音声」の使い方
拡張機能「音声」の使い方は、「1から10まで英語で数えてみよう」で説明してますので確認してください。
拡張機能「ペン」の使い方
拡張機能「ペン」の使い方は、「正三角形を描いてみよう」で説明してますので確認してください。
説明文を順番にしゃべる(表示と音)仕組み
「地球と月の大きさ」のプログラムを元に作成してます。詳しくは、「地球と月の大きさ」の説明を確認してください。
リストで説明分を用意する
夏の大三角形の説明です。また、2行目、5行目、8行目で星を表示し、10行目で3つの星を線で結び三角形にを表示したいと思います。
星を表示するための準備
星を表示させる方法は、いくつかあります。簡単に作るなら、星のスプライトを3つ用意すれば良いです。しかし、今回は、ブロックパレット「クローン」を使って星を作りたいと思います。なので、3つの星を表示する位置(X座標、Y座標)をリストで準備しました。
ブロックパレット「クローン」の説明
ブロックパレット「クローン」とは「複製(コピー)」の意味です。例えば、プログラムが開始された途中で、「クローン」を使い、スプライト「ねこ」を2匹に増やすことができます。また、クローンで増えた「ねこ」は、見た目もプログラムも全く同じ複製(コピー)されます。今回は、説明に合わせて、星「Ball」をクローンで3つ作るようにします。
見た目も動きも同じ、双子のねこが生まれたようなイメージです
「クローン」のブロックパレットを簡単に説明します。
クローンが作成されたときのプログラムを書いておきます。
自分自身を増やすことができます。スプライト「ねこ」で、「自分自身のクローンを作る」を動かすと、ねこが増えます。
他のスプライトを指定して増やすことができます。今回は、星(Ball)をクローンで増やしています。
クローンを削除(消す)ことができます。
ブロックパレット「〇のクローンを作る」は便利ですが、まちがった使い方をすると、ねこがなん十匹に増えてしまうこともあります。なので、注意して使ってください。
説明に合わせて星の表示を指示する仕組み
夏の大三角形についての説明に合わせて、星(Ball)を表示させます。星を表示させた個数を数えるために変数「星座の個数」を準備し、ねこが説明文をしゃべった後(表示と音)に、ブロック定義「星を表示する」を行っています。
ブロック定義の説明は、「元号(年号)を覚えましょう」で簡単に説明しているので見てください。
先ほどのブロック定義「星座を表示する」の中身です。説明文に合わせ、星(Ball)のスプライトをクローンで増やすように指示しています。また、イベント「星座を線でつなぐ」で三角を描くように指示しています。
説明文を変えた場合は、この部分で星の表示させるタイミングを調整してください。
説明に合わせて星(Ball)の表示する仕組み
星のスプライトを準備
今回の星は、スクラッチで準備されている黄色いボール(Ball)を使います。
黄色いボールが星に見えるように大きさを小さくします。また、最初は表示させないように「隠す」します。
クローンを作るときのプログラム
次に、星(Ball)のクローンを作るプログラムです。まず、変数「星座の個数」を1つ増やします。そして、星を表示するための準備した「星座の名前」「星座X」「星座Y」の情報を元に、クローンを作ります。
星を表示させるために準備した情報です。1つ目の星なら、「ベガ」「-50」「100」という情報を元にクローンを作るイメージです。
あと星を点滅させていますが、スプライトを「隠す」「表示する」を繰り返しています。
黄色いボールを星として使ってますが、星座の絵などに変えると、もっとおもしろそうですね!
星を線で結び三角形の図を表示する仕組み
スプライト「えんぴつ(Pencil)」を追加し、イベント「星座を線でつなぐ」を受け取ったとき、3つの星を線で結んでいます。
簡単に説明すると、
- ペンの色を白色、太さを変更します
- まず1つ目の星の位置にペンを下します。
- 次に2つ目の星の場所へ、スプライト「えんぴつ(Pencil)」を動かします(線が引かれます)
- 次に3つ目の星の場所へ、スプライト「えんぴつ(Pencil)」を動かします(線が引かれます)
- 最後に1つ目の星の場所へ、スプライト「えんぴつ(Pencil)」を動かします(線が引かれます)
これで星と星が線で結ばれました。
この方法は、三角形や四角形など一筆書きなら問題なく動きます。いろいろ試してみてください。
サンプルプログラム
作成したプログラムを公開してます。画像をクリックするとスクラッチのホームページに移動し、動かしたり、中身を見ることができます。試してみてください。
冬の大三角形なら少し変えれば作れそうですね!サンプルプログラムを元に作ってみてくださいね!