大人でも、書き順をまちがえやすい漢字がたくさんあります。今回は、プログラミングで漢字の書き順を説明するものを作ってみましょう!
- 作るものをイメージする(目標を決める)
- プログラム作成ポイント
- スプライトのコスチュームを準備
- コスチュームを書き順に合わせてならべる
- 書き順の表示方法
- サンプルプログラム
作るものをイメージする(目標を決める)
漢字の書き順が分かりやすく覚えられるプログラムを作ります。説明の方法は、音声と一緒に1画ごとに漢字を表示したいと思います。
- 音声に合わせて1画ごとに漢字の書き順を表示する
- まちがいやすい漢字を3つ例として説明する
- あとで、いろいろな漢字に変えられるような仕組みにする
大人でも漢字の書き順をまちがえている人がたくさんいます。小学校で漢字を覚えるとき、書き順も正しく覚えましょう。
プログラム作成のポイント
スプライトのコスチュームを準備
漢字の書き順を表示させるために、スプライトを作成し、1画ごとにコスチュームを登録します。
①最初に説明する漢字を選びコスチュームに登録します
②次に登録したコスチュームを複製し、消しゴムで1画を削除します
③続いて、②で登録したコスチュームを複製し、消しゴムで1画を削除します
④さらに③で登録したコスチュームを複製し、消しゴムで1画を削除します
⑤最後に、④で登録したコスチュームを複製し、消しゴムで真っ白にします。
コスチュームを書き順に合わせてならべる
漢字の書き順に合わせてコスチュームを並べます。
コスチュームのならべる順番は、
①説明したい漢字を1つ目にします
②次は真っ白なコスチュームで、コスチューム名を「0」にします
③あとは書き順に合わせてコスチュームを並べます
④最後のコスチューム名は「END」にします
書き順の表示方法
それぞれの漢字ごとに、総画数の終わりまでコスチュームを繰り返し表示することで、書き順を表示できます。
また、漢字によって総画数がちがうので、コスチューム表示を繰り返す回数が変わります。そこで、いろいろな漢字でも表示できるように、コスチューム名が「END」になるまで繰り返すようにしました。他の漢字でも試したいときは、最後のコスチューム名を「END」にすることで正しく表示されます。
プログラミングを考えるとき、いろいろな作り方ありますが、楽することを考えるのも重要です。今回の場合は、いろいろな漢字でも書き順が表示できる仕組みにした。あとはスプライトを複製すれば良いので、変更も楽になってます。
サンプルプログラム
作成したプログラムを公開してます。画像をクリックするとスクラッチのホームページに移動し、動かしたり、中身を見ることができます。試してみてください。
いろいろな漢字で試してみてくださいね!